履歴書/職務経歴書

外国人が日本で転職する時の「履歴書」キホンの書き方

日本で転職する時に「履歴書の提出をしなければいけないけれど、書き方がわからない」という人がいると思います。とくに日本語が母国語でない外国人の場合、履歴書を準備するのは大変ですよね。 今回は外国人が日本式の履歴書を作成する時に抑えておきたいポイントをわかりやすくアドバイスしています。

履歴書を書くときのキホンのマナー

履歴書とは、個人の学歴や職歴をわかりやすく記載する書類です。日本の履歴書は海外のresumeと違い、フォーマットが決まっているためマナーを守って記載をするようにしましょう!

 

履歴書は手書き?パソコン?

海外ではレジュメを作成する時にパソコンを使用するのが一般的ですが、日本では履歴書は手書きで書く方法とパソコンで作成する方法があります。

 

 

応募する企業にもよりますが、手書きの履歴書にポジティブな印象を持つ企業もありますので、応募する時に確認してみると良いでしょう。直接聞くのが難しい時は転職エージェントに確認してみるのがおススメです。

 

 

手書きで作成する場合、履歴書はコンビニなどで購入する方法やネットでダウンロードできるフォーマットを印刷する方法などがあります。

 

 

履歴書のテンプレートはこちらからもダウンロードできますよ!

 

<Excel版>履歴書ダウンロードはこちら
<Word版>履歴書ダウンロードはこちら

 

 

手書きの際は黒色のボールペンを使う

履歴書を手書きで作成するときは「油性ボールペン」を使うのがおすすめです。フリクションボールペンなどを使うと熱や摩擦でインクが薄くなってしまう可能性があるので使用しないように気を付けましょう。

 

 

履歴書を書いていてミスしてしまったときは、できるだけ新しい履歴書に初めから書き直すようにしてください。「めんどくさい・・・」と思うかもしれませんが、履歴書はきれいな方が面接に進めるチャンスが掴みやすくなります!

 

PCで作成する際に気をつけること

PCで履歴書を作成する際は、文字は黒色、フォントは明朝体で作成しましょう。文字の大きさは欄のスペースと書く内容に合わせて変更しても問題ありません。

 

西暦・和暦は履歴書内で統一する

生年月日、学歴・職歴、資格取得欄を埋める時は、西暦と和暦は統一しましょう。和暦が難しいという場合はすべて西暦にすると安心です。

 

和暦:平成2年

西暦:1990年

 

西暦(または和暦)で記載方法が統一されていると「読み手のことを考えているな」と評価してもらえます。

 

証明写真の注意点

 日本の履歴書には「証明写真」を貼るスペースがあります。

 

 

履歴書で使用する証明写真は、下記のポイントに気を付けて撮影しましょう!

 

  • 基本的にはスーツ(ジャケット)を着用
  • バストアップで撮影
  • 髪の毛で目元が隠れないように撮影
  • サイズは縦4㎝×横3cm

スピード写真でも、写真館で撮影したものでもどちらでも構いませんが、自分で撮影したものは控えましょう。

 

 

レジュメ作成に必要な証明写真の撮り方をくわしく説明(操作手順や注意点など)

 

 

履歴書の書き方 1.個人情報

実際に履歴書を作成していきましょう。ここでは、わかりやすくするために一般的な履歴書を3分割して説明します。

まずは1の個人情報の部分を見ていきましょう。

 

 

日付

履歴書を提出するときに、郵送する場合は投函日を記載します。直接提出する場合は提出日の前日か当日の日付を記載します。

 

 

氏名

姓と名の間にスペースを空けて記載しましょう。日本では苗字、名前の順番で名前を書くことが一般的です。

 

 

ふりがな:とぅ めいつ

氏名:愉 美慈

 

ふりがな:やまだ たろう

氏名:山田 太郎

 

ふりがな:すみす じょん

氏名:Smith John

 

 

生年月日

わかりやすい西暦で書くのがおススメです。満年齢の項目には、書類提出時の年齢を記載しましょう。

*満年齢は自分の年齢をそのまま書けば問題ありません。

 

例:1985年1月23日生(満34歳)

 

 

住所

長くなってもよいので、都道府県からマンション・アパート名等も、全て省略せずに記載しましょう。手書きの場合は文字のバランスに気をつけて!

 

 

電話番号

日中に連絡がとれる電話番号を記載します。日本の携帯電話番号の場合は +81を付ける必要はありません。

 

 

メールアドレス

個人で使用しているメールアドレスを記載します。会社のメールアドレスは記載しないようにしましょう。

 

 

連絡先

履歴書によっては、連絡先を書く項目が2か所ある場合があります。現住所以外に連絡先がある場合のみ記載。なければ「同上」と記載します。

 

履歴書の書き方 2-1.学歴

つづいて、学歴の部分を見ていきましょう。

 

 

 

基本的には、最終学歴の一つ前から記載するのが望ましいです。大学を卒業している場合は高校から記載しましょう。日本で語学学校や大学に通った場合は、そちらも合わせて記載しましょう。

 

留学をした場合

一般的には1年以上の長期留学をしている場合に記載します。留学が6カ月以内の場合は学歴欄ではなく自己PRの項目に記載するようにしましょう。留学した場合は留学先の国、期間、学校名を記載します。

 

例:日本へ留学のため1年休学。留学先:東京中央大学 電機工学部

 

転校・転部した場合

転校した場合は転校先の学校、学部、学科を記載し、後ろに「編入学」と記載します。

転部・転科の場合は、転入先の学部・学科を記載したあとに「転学部」「転学科」と記載します。

 

中退した場合

学校を中退した場合は中退する一つ前が最終学歴になります。

 

 

但し、次の経歴まで長期間のブランクがある場合は応募先企業が不信感を持つ場合があるため、履歴書に記載するのがベター。その場合は学校名、学部名、学科名を記載したあとに「中途退学」と記載します。

 

就職後に再度学校に通った場合

就職したのちに再度学校に通った場合も、学歴と職歴で分けて記載します。

 

履歴書の書き方 2-2. 職歴

 

(ページ左下から右上にかけて)

 

学歴の最終行から1行空け、2行目の真ん中に「職歴」と記載してから職歴を書き始めます。

 

 

在籍した全ての会社を記載する必要があります。最後に「現在に至る」と書き、次の行に右寄せで「以上」と記載するのも忘れないようにしましょう。

 

正社員以外の雇用形態で雇用された場合

契約社員、パート・アルバイト等、正社員以外の雇用形態で雇用された場合は雇用形態も記載します。正社員登用された場合はその年月も記載しましょう。派遣社員の場合は、派遣元企業と派遣先企業のどちらも記載しましょう。

 

賞罰(しょうばつ)

賞罰があれば記載します。一般的に「賞」は、全国レベルで誰でも知っている賞を指し、「罰」は刑事罰を指します。

 

履歴書の書き方 3.免許・資格

 

免許・資格の書き方

外国人の方で日本語能力試験の資格を持っている場合はこちらに記載します。そのさいはJLPTと略さず、「日本語能力試験」と記載する方が伝わりやすくなります。

 

例:日本語能力試験 N1合格

 

 

他にも運転免許や英語の資格などがあれば、取得した順に記載します。加えて希望する職種や応募先企業に関連する資格を取得している場合は、その資格を記載するとアピールポイントになります。

 

特技・趣味は「簡潔に」書くのがポイント

履歴書のフォーマットによっては趣味や特技を記載する欄があります。履歴書の趣味・特技欄はできるだけシンプルに記載するのがポイント!アイスブレイクの話題になることもあるため、面接で聞かれたときにスムーズに答えられるよう、正直に好きなものや得意なことを書きましょう。

 

 

しかし、ギャンブルや犯罪、政治・宗教等に関連するものは趣味としては受け入れにくい場合が多いようです。トラブルを連想させやすいと捉えられてしまうこともありますので、記載は避けたほうが無難です。

 

通勤時間の書き方

自宅から勤務地までの最短時間を記載します。もしも転職に合わせて引っ越しをする予定の場合は「通勤可能エリアに転居予定」と記載すると良いでしょう。

 

扶養家族の書き方

福利厚生や社会保険に関わります。履歴書のフォーマットに合わせて扶養家族の人数、配偶者の有無、子どもの人数を記載しましょう。

 

志望動機の書き方

 

志望動機で抑えるべきポイントは3点。応募先企業にしっかりと熱意を伝えましょう。

 

(1)求められているスキルを理解し、そのうえで自分ができることをアピールする

求められている知識や技術を理解していると同時に、求められているレベルに対して自分が持つスキルや知識を生かせることが伝わる内容にします。

 

(2)応募先企業の強みや特徴を把握し、同社だから入社したい理由を記載する

応募先企業の商品やサービスの強み、また市場内での立ち位置や、企業理念や経営方針等といった特徴を理解することが大切です。そのうえで、応募先企業だからできること、もしくは応募先企業でしかできないことを明確に記載しましょう。

 

(3)応募先企業での自身の将来像を明確にしよう

志望動機は「自身の将来像を応募先企業で達成できるかどうか」という観点も入れて作成しましょう。実現したい姿を明確に記載することで、求職者と企業の双方にとって入社後のキャリアのイメージが描きやすくなります。

 

本人希望欄の書き方

本人希望欄は、勤務開始にあたりどうしても譲れない条件を記載します。たとえば、現職の退職時期が決まっている場合は入社時期を記載。子どもの送り迎えの都合で時短勤務を希望する場合は勤務可能時間と理由を記載。在職中に転職活動をする場合は、日中に連絡可能な連絡先を記載、といった具合です。

 

就業にあたり特に希望がない場合は、「貴社規定に従います」と記載しましょう。空欄で提出すると記載漏れだと思われてしまうため、希望がない場合も記載してください。

 

履歴書をしっかり作成し、面接に備えて準備を整えましょう。

tiquitaca– stock.adobe.com

履歴書の書き方がわからないという人も、各項目のポイントを押さえて作成することができたのではないでしょうか。

 

 

面接は履歴書をもとに進められることが多いです。見栄えが良いからといって、誇張したり嘘を書いてはいけません。

 

 

また、英文レジュメにはない項目もあるので、作成が大変な場合は、エージェントに相談してみるのも良いでしょう。ぜひわかりやすく、熱意が伝わりやすい履歴書の作成を心がけてください。

 

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