インタビュー

【日本で働く韓国人の本音トーク】日本に興味を持ったきっかけは?日本企業で働いてよかった事・困ったこと

今回は日本で働く韓国人のお二人に、日本に興味を持ったきっかけや、実際に日本企業で働いてみてよかったこと・悪かったことなどを本音で語っていただきました。

日本に興味を持った理由

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こんにちは、本日はお時間ありがとうございます!早速ですが、日本に興味を持った理由を教えていただけますか?

 

 

―私が初めて日本に興味を持ったのは、中学生の時にエヴァンゲリオンを見たのがきっかけです。

 

 

アニメのエヴァンゲリオンですか?

 

 

―はい、エヴァンゲリオンはストーリーも面白いし、テーマ曲もよかった。周りにもはまっている人が多かったので、エヴァンゲリオンは日本に興味を持つ、いいきっかけになりやすいのかなと思います。

 

 

そこから日本語の勉強を始めたんですね。

 

 

―そうですね。それでアニメを見た後に日本語を身につけたくて調べていたら、JLPTがあることがわかって、せっかく日本に興味があるから取得してみたいと考え、3級から始めて1年に1級のペースで上げていきました。

 

 

1年に1級はすごく早いペースですね!

 

 

ーだから、高校生のときにはJLPT1級を取得していました。大学に入学して、日本語を勉強したいと思い、日本の大学を出たら日本語を極められるし、日本で勉強したいと考えました。今は珍しくないけど、当時はそんな人がすごく珍しがられたのを覚えています。

 

 

アニメ以外にもきっかけはありましたか?

 

 

―私の場合は2002年の日韓ワールドカップ共同開催がきっかけです。そこから日本に興味を持つようになり、日本のTV番組を見るようになりました。

 

 

印象にのこったTV番組などはありますか?

 

 

―あるときTV番組で宇多田ヒカルを知り、その時はまだ歌詞の意味は分からなかったけれど、なんとなくいいなと思ったのを覚えています。

 

 

日本語はどのように勉強を?

 

 

―高校生の時は日本の大学に進学することは考えていなかったですが、大学に入り第二外国語で日本語を学んでからずっと日本に興味を持ち続けています。

 

 

留学などはされていましたか?

 

 

大学が日本の大学と提携していたので、日本へ留学するチャンスはありましたが、兵役と重なっていて行けませんでした。でも、もし兵役と重なっていなかったら日本に留学してみたかったです。

日本より自国のほうがよいなと思う事

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お二人は日本での生活も長いですが、自国のほうがここは良かったなとおもうことはありますか?

 

 

―書類のスピード感ですかね。行政手続きなんかの。

 

 

外国籍の方にとってビザの申請などは必須ですから、手続きは早い方が助かりますね。

 

 

―はい、ビザをとるための行政手続きは、日本では申請してから1週間後にまた来てくださいと言われることが多いんですが、韓国ではもっと早く終るので、書類を用意するのは自国の方がスムーズだなと感じます。

 

 

他にも自国のほうが良いと感じることはありますか?

 

 

―飲み代が安いことですかね。

 

 

そうなんですね、どのくらい違いますか?

 

 

―日本での1回の飲み代は3500円くらいかかると思うんですが、それでも満腹になるわけではないので少し高いなと感じますね。

 

 

韓国だともっと安い?

 

 

―自国だと2000円くらいで満腹になるまで飲めて食べれるので、日本と自国で同じ酒を飲んだら1500円くらいは違うんじゃないでしょうか(笑)

 

 

1500円は結構大きな差ですね。笑

 

 

―ちなみに韓国で1回の飲みかいに1万円出したら、太るくらい食べられます(笑)やっぱり日本の物価は高い……。

 

 

―あとは韓国ではキャッシュレス決済ができる場所が多いので助かります。日本はキャッシュレス化や電子化が遅れているなと感じます。

 

 

最近では2020年のオリンピックに向けてキャッシュレス化も進んでいるようですが、他の国と比べるとまだまだということでしょうか。

 

 

―はい、自国ではスマホの普及と政策によってキャッシュレスが進んだので、カカオとかサムスンとかで支払いできる店がほとんど。QRコードはそんなに使われてないですが、クレジットカードは使えるところが日本よりも多いと思います。

 

日本で働いてよかったと思うこと

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お二人は日本での就業経験も長くありますが、実際に日本企業で働いてみて「ここが良いな」と思うところはありますか?

 

 

―人がすごく丁寧だなと思いました。

 

 

具体的にはどのような場面でそう感じますか?

 

 

―自国では、基本的に上司からの指示は少し乱暴な言い方…命令口調になることが多いのですが、日本では上司からの指示が敬語だったり、「~~しろ」ではなくて「~~お願いします」と言われることが多かったです。

 

 

―日本企業は役職に関わらず丁寧なコミュニケーションをとっていると感じました。

 

 

日本と韓国でここが違うなと思う部分はありますか?

 

 

―はい、個人的な話ですが、新卒で日本企業の商社に入社したとき、「3年は仕事の仕方を学ぶ期間だから何もできなくて当たり前だから、焦らなくていいよ」という話をされたのが衝撃でした。

 

 

―自国だと競争社会なので、会社のなかで誰が一番いいところまで行けるか、焦って当然の雰囲気なので・・。

 

 

日本とは結構雰囲気が違う感じがしますね。

 

 

―そうですね。日本も会社にもよると思いますが、社員を大事に育てていく会社だなという印象を受けました。

 

社員を育てる文化

他にも日本で働いてよかったと思うことはありますか?

 

 

―チームとして達成しようという気持ちを持ちながら仕事が出来るのが良いなと思います。
チーム目標を達成できないときはメンバーに対しても上司がきつく言うけど、「こうだから出来ないよね」「こうしたらできる」と考えてくれるので、上司からは「キツイ言葉をいうけど本音はついてきて欲しいと思っている」というのがわかります。

 

 

言葉は厳しくてもきちんと社員を育てたいと思っていることが伝わる?

 

 

―はい、出来ないことに対して匙を投げないでできない理由を考えて対策するのは日本らしいなと思います。

 

 

―自国では「出来ないなら出ていけ」となってしまうところを、日本だと育ててくれる組織のなかで成長できるんだと思った、そういう文化が良いと思いました。

 

◆日本で仕事をしていて困ること

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反対に仕事をしていて困った経験などはありますか?

 

 

―本音を言うと帰るタイミングがわからないことですね。「働き方改革!」と言っているわりには残業している社員も多いので、定時は過ぎているけど帰るタイミングが未だにわからないです。「このタイミングで帰っていいの?」と不安になってしまう。

 

 

周りの空気を読む必要があるということでしょうか。

 

 

―日本では「帰ったら仕事しません」とはっきり言うと白い目で見られてしまうこともあります。「プライベートと仕事は違うと明確に線引きするのはちょっと違うよね」という考え方があるので日本は特殊かもしれません。

 

 

企業によるかもしれませんが、プライベートと仕事をきっちりと線引きしたい人にとっては少し戸惑うこともあるかもしれませんね。

 

 

―あとは有休も使いにくいと感じます。

 

 

自国では有給休暇は取りやすい?

 

 

―休みをとった方がインスピレーションは生まれやすくなるという考え方ですね。日本人はそうは考えない人が多いので、「随分妙な国だな」と思われていると思います。

 

 

日本でも一応取得は推奨されていると思うのですが、なぜ取りにくいと感じてしまうのでしょうか?

 

 

―日本の有給は2年でリセットされます。だからか、「来年有給取ろう」と考える人が多い。でも「有給を取ってほしくない」という考え方があるからなのか、結局有給をとれなくなってしまいます。

 

 

なんとなく休むタイミングを逃してしまうということですね。

 

 

―外国人からみたら仕事と仕事以外の生活のバランスは結構重要。(有給の取りやすさは、)外国人が日本で仕事を探すときは大事にしていると思います。

 

 

日本で仕事を探す時は有休のとりやすさや残業の多さなどもしっかりと事前に調べたほうがよさそうですね

 

日本で働きたいと思ったらプロに相談を

今回は、日本で働く韓国人のお二人にいろいろとお話を聞いてみましたが、日本企業の良いところも悪いところも色々と聞くことができました。

 

 

日本に興味を持つ理由は人によって様々ですが、実際に日本企業で働くとなると色々と気になる点もでてきますよね。そんな時は一人で悩むより、プロに相談してアドバイスをもらうことをおすすめします。

自分に合った職場を見つけるためにも自分の価値観をエージェントと共有して、よりよい転職をしましょう!

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