面接アドバイス

外国人が日本で転職するときの面接準備と当日の流れ

日本での転職を成功させるためには、面接準備をしっかりとする必要があります。 面接官もあなたも、限られた時間のなかで面接を行なっています。慣れない日本語での面接に戸惑う方もいるかと思うので、今回は当日の持ち物、服装、面接で聞かれる質問など、転職活動の面接のために準備しておくポイントをまとめました。

面接回数は平均2~3回

書類選考に無事通過した後はいよいよ面接!日本の転職活動において、面接の回数は平均で2~3回と言われています。

 

 

業界によって面接の回数は違いますが、Dodaのリサーチによると、IT業界の面接は2回が平均!大体1カ月から2カ月の期間をかけて選考を進めることになりますのでしっかりとした準備をして面接に臨みましょう!

 

面接の準備

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では早速面接の準備は何が必要か確認していきましょう。

 

 

面接準備は半日~1日かけて行なう人が多いようです。当日になって「レジュメをプリントし忘れた!」「スーツがしわしわ!」といったトラブルを避けるためにも早めに準備を始めたほうがよいでしょう。

 

応募先企業の情報を確認する

まずは応募先企業のHPを改めて確認します。事業内容はもちろん、応募先企業の考え方である企業理念、事業方針なども頭に入れておくと良いでしょう。

 

 

面接のときに企業理念をしっかりと頭にいれて受け答えができればよい印象を与えられることが間違いなしです!あわせて、今回応募している職種・ポジションも確認しましょう。求められている能力と、自分の経験・能力でできることを整理しておきます。

 

提出書類を再確認する

履歴書や職務経歴書に記載した内容を再度確認し、頭に入れておきましょう。自分のことなので大丈夫だとは思いますが、面接で突っ込まれたときにも落ち着いて回答できるように準備しておくと安心です。

 

交通機関や道順を確認する

面接会場へ向かうための交通機関や、最寄り駅から会場までの手段や時間を確認しておきましょう。公共機関を利用する場合は、遅延の可能性も考えて、30分前には面接会場周辺につく想定で確認すると、気持ちにも余裕をもって面接を迎えることができます。

 

 

万が一の遅延の時には採用担当者に連絡する必要がありますので、緊急時の連絡先を確認しておくようにしましょう!

 

Webや電話面接の場合は静かな場所を選ぶ

最近はWeb面接や電話面接を行う企業も増えてきています。

 

 

面接ではあなたの個人情報や企業情報が出てきますから、人も多く会話も聞こえやすいカフェやレストランなどは避け、自宅か貸し会議室などを利用しましょう。またWeb面接では、通信のトラブルが起きがちです。事前にWi-Fiのチェックを忘れずに!

 

 

対面での面接と違い、Web面接では情報が限られてきます。言葉が聞き取りにくい!といったトラブルを避けるためにもできるだけはっきりと話すように心がけましょう。

 

面接時の服装

日本での転職では、面接時の服装はスーツが一般的です。また、パンプスの場合はストッキングを着用し、素足を見せないようにします。

 

 

当日になって慌てることがないように、髪型や着るものは出来るだけ前日までに準備しましょう。

 

持ち物を準備する

面接の時は、応募先の会社の指示に従って持ち物を準備します。もし、事前にPDFなどで応募書類を送っている場合は、印刷して持っていく必要があるかどうか確認するのがよいでしょう。

 

 

転職エージェント経由で応募している場合は、キャリアアドバイザーに持ち物を確認すると安心です。

 

 

持ち物例:

  • 身分証明書
  • 履歴書、職務経歴書
  • 企業から指定された提出物
  • 筆記用具
  • 携帯電話
  • A4サイズの書類が入るクリアファイル、カバン

 

 

くれぐれも忘れ物がないように、前日には持ち物を揃えておくようにしましょう。

 

日本の面接の流れと、気をつけるポイント

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いよいよ面接当日!志望度の高い企業だとどうしても緊張してしまいますよね。緊張をすこしでも和らげるために、事前に面接の流れをしっかり確認しておけば落ち着いて対応ができますよ。

 

 

特に外国人の採用になれていない日本企業の採用担当の場合、面接の時に不安を抱えている場合があります。日本の面接のマナーをしっかりと守っていれば、評価されやすくなります。

 

入室までの流れ

面接会場についたらまずは受付を済ませます。面接会場には遅れないように、そして早く着いたとしても受付は面接の5分前にするのがおススメ。早すぎる到着は相手も準備ができていないこともあるので、あまり歓迎されません。

 

どこに座る?

受付を済ませると会議室に通されます。大抵は案内をしてくれる方が、「奥にお座りください」と指示をしてくれますので、それに従えばOK!会議室などに通されて、面接官が入室したら面接開始です。

 

出されたお茶は飲んでよい?

面接のときに、お水やお茶を出されることがあります。「いただきます」と一声かけましょう。タイミングとしては面接官が飲み物に口を付けた時に一緒に飲む、または進めてもらったときに飲むのが良いでしょう。

 

逆質問タイム

最初に質問に答えていき、最後のほうになると面接官から「質問はありますか?」と聞かれることもありますので、業務上の不明点や、面接を受けて出てきた疑問を解消しましょう。

 

給与や福利厚生など待遇面に関する質問は、面接官によっては答えられないこともあるかもしれませんので、控えたほうが無難。

 

最後はお礼を忘れずに

最後に、いつまでにどうやって選考結果を教えてもらえるかを確認しましょう。帰るときはお礼を忘れずに!「本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。」とお礼が出来ればよい印象を与えられます。

 

外国人が日本の面接で聞かれる質問5つ

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実際の面接で聞かれることの多い質問をまとめました。スムーズに答えられるように準備しておきましょう。

 

1、来日したきっかけを教えてください。

「なぜ来日したのか」「どのくらいの期間日本に滞在するのか」などは、長く働いてほしいと考えている企業側としては気になるポイント。来日理由と、日本に滞在できる期間を答えましょう。

 

 

うそをつくのはだめですが、企業としてはできるだけ長く働いてほしいと思っているので、「すぐに国に帰りそう」「来日理由がよくわかない」という印象を与えると面接に通過しにくくなってしまうことも考えられます。

 

 

面接官が納得できる理由や長期で働く気があることをアピールできると通過率もあがります。

 

2、自己紹介をしてください。

この質問では、人柄やプレゼン能力などがみられています。自己紹介は面接の冒頭部分に聞かれることが多いので、「ハキハキと話すこと」「相手の目を見て話すこと」を心がけましょう。また、次に聞かれる可能性の高い「志望動機」や「自己PR」にも少し触れておくとよいでしょう。

 

 

日本語での自己紹介に自信がない場合は、転職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。模擬面接や自己紹介の作成サポートなど、力強い味方になってくれます。

 

 

また自分自身でも、自己紹介文を作って何度も声に出して読んでみることで、本番でもスムーズに話せるようになります。何事も慣れは大切。当日緊張しないように練習をたくさんしましょう!

 

3、志望動機を教えてください。

志望動機を伝えるポイントは2つ。「他の会社ではなくその会社でなければならない理由を明確に伝える」ことと、「入社にあたり求められているスキルを持っていて、どのように活かせるのか明確にイメージできている」ことです。

 

 

こちらも面接前に何度も口に出して練習したり、ほかの人に面接練習をしてもらったりして、当日に自信をもって回答できるようにしておきましょう。

 

4、退職理由を教えてください。

転職の場合、必ずと言っていいほど聞かれるのが退職理由について。面接官が知りたいのは「うちに入社して同じことが起きないか。」「本人が原因の退職ではないか」という部分。

 

 

退職理由を答えるときに心がけたいのは3点。「嘘をつかない」「入社してやりたいこととの一貫性を持たせる」「伝えないことを決める」こと。前職の不満や愚痴を伝えるのではなく、入社して解決できることを明確に伝えましょう。

 

 

たとえばプロジェクトごとの歩合制で、勤務時間が短期間で変わってしまうと、生活が安定しないことがあります。この場合は「子どもが大きくなり、家族を養っていくために一定の収入を得たい。しかし今の会社だとプロジェクトごとに賃金が異なるので、安定した生活を送れるか不安。このため転職を考えている」といった具合です。

 

 

退職理由はすべて話さなくとも、自分が「転職してこうありたい」という意思があることを伝えることが大切なのです。

 

5、日本で働いていてうまくいかなかったことはありますか?

この質問では、あなたが問題にぶつかったときにどう対処するかを見ています。回答は具体的に「どんな課題にぶつかったことがあるか」「どう感じたか」「何をしたか」「結果どうなったか」を伝えます。

 

 

この質問に限らず日本の面接では、「過去にどのような失敗をしたか教えてください」「苦手な業務はなんですか」という、マイナスの答えになる質問をすることがあります。

 

 

この場合はいずれも、問題や課題を解決できるチカラがあるかどうか、そして問題をどのようにして解決してきたかを確認しています。「過去にこのような失敗がありました」で終わるのではなく、その問題への対処方法もあわせて伝えるべきです。

 

面接で緊張しないための準備

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面接というのは何度経験しても緊張してしまいますよね。そんなときに少しでも緊張をなくすためにできることはあるのでしょうか?

 

何事も思いこまない

「絶対できる」という過度な自信を持ったり、「ミスなく答えないといけない」と自分を追い詰めるような気持ちになったりしないことが大切。

 

 

どちらも面接時に、自分に思わぬプレッシャーをかけてしまうかもしれません。変に自信をもって自分を追い詰めないように、面接前はリラックスすることを心がけましょう。

 

 

言い方は難しいですが「なるようになる」と思えば本来の自分の実力をアピールするための心の余裕がうまれるのではないでしょうか?

 

失敗しても大丈夫!言葉につまったときは少し時間をもらおう

面接中に頭が真っ白になりそうなときは「今、少し緊張しています。申し訳ありませんが少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」と言って考える時間をもらいましょう。

 

 

「無言の時間があると不採用にされるのでは……」と心配するかもしれませんが、きちんと考えているという姿勢を見せれば問題ありません。

 

 

面接準備をしっかりとして選考に挑んでいれば、少しの失敗で不採用になることはありません。面接官もあなたの緊張は理解していますので、落ち着いて対応するようにしましょう。

 

十分に面接準備をして応募先企業を知ろう

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面接前に企業情報や志望動機を再度確認することはもちろん、服装や道順を確認することも面接の準備です。面接は応募者が企業に判断されるというイメージがあるかもしれませんが、あなたも応募先で働く人を知るチャンスです。

 

 

あまり緊張せずにコミュニケーションをとるつもりで面接を受けましょう!

 

 

企業を少しでも知るためには、面接準備中にでてきた疑問点などをまとめておいて、自分が知りたいと思ったことは質問することが大切。ぜひ、十分な準備をして面接を受けてくださいね。

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