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日本で働く外国人の給料の平均は?転職で給料は上がるのか

今回は、実際に日本で働いている外国人がどのくらいの年収を得ているのか、日本人と比べるとどうなのか、転職することで年収は増えるのかなど、みなさんが気になるお給料のお話をしていきたいと思います。

日本で働く外国人の給与水準はどう決まる?

日本で仕事を見つけようと決めたら、まずインターネットやハローワークなどでどのような求人募集があるか調べる方がほとんどだと思います。

 

 

たくさんの求人がある中で、どの仕事に応募するか決める際に、仕事内容やポジションはもちろん、実際にもえらる給与や年収で判断する方も多いと思います!

 

 

日本で働きたいと思う外国人の中には、日本が好きで暮らしたいと憧れで目指す方もいれば、自分の国よりも高水準のお給料がもらえることを期待して就職活動を行っている方も多いのではないでしょうか。日本で働く外国人労働者の給与はどうやって決められているのでしょうか。

 

外国人労働者の待遇は日本人と同等以上がルール

「外国人だから給与が低くなってしまうのでは?」と思っている外国人の方もいるかもしれません。しかし日本では「外国人だから」「給与水準が低い国から来た」などの理由で日本人よりも低い年収が提示されることはありません!

 

 

日本企業が外国人を雇う時の条件として、「外国人労働者の待遇は日本人と同等以上」と決まっています。つまり、日本人と外国人で「職歴・学歴」および「任せる職務内容」が同じである場合は年収に差をつけることは許されていないということです。

 

 

例えば、もっとも取得が多い在留資格である「技術・人文知識・国際業務」を取得している場合、「学歴」などは日本人と同様とみなすことができます。もし自分の給与が周りの日本人の同僚と比べて低いと感じるようであれば、会社の人事に相談してみるのも手かもしれません。

 

実際には給与額に差はある?賃金水準の差を比較

 

とはいえ、実際には給与に差があるのではないかと思う方も多いと思います。

 

 

そこで、正社員として働く外国人と日本人の間には実際にどれくらいの賃金の差があるのか内閣府が2019年9月に発表した「企業の外国人雇用に関する分析」を参考文献として下記の3点を確認していきましょう。

 

 

  • 勤続1年目の月収
  • 年齢別の平均月収
  • 年齢別の平均月収

 

勤続1年目の月収

以下のグラフは、正社員で働く外国人材の「勤続1年目」の月給と、求人募集(日本人向け)の際の月給を比較したグラフになります。

 

 

両者を比較すると、日本人向け正社員の求人票に記載されているオファー月給20万円に対し、外国人労働者の1年目の月給の中央値は21万円となっており、日本人と外国人の報酬には大きな差がないことが分かりました。

 

 

 

年齢別の平均月収

また、20代・30代・40代における正社員の平均月収のグラフを確認すると外国人と日本人の報酬に大きな差がないことが分かります。

 

 

年齢別の給与カーブ

最後に、外国人正社員と日本人正社員の収入が年齢別でどのように上昇するのか表す賃金カーブを見てみると、日本人も外国人も年齢が上がるにつれて給与額が上昇していることが分かります。

 

 

外国人と日本人の賃金カーブには大きな差異がなく、外国人だからという理由で「年収が上がらない」ということはないようです。

 

 

 

出典:企業の外国人雇用に関する分析 ―取組と課題について―

 

 

実際のデータを見ても、外国人であっても日本人と同じ給与額もしくはそれ以上がもらえる仕組みになっていることが分かります。日本では、外国人だからという理由で日本人よりも年収が低くなる心配はないと考えても良いでしょう。

 

日本人の平均的な年収

外国人も日本人と同じ水準の給与がもらえるとなると、次に気になるのは日本の業界別の平均年収ではないでしょうか。国税庁による統計によると、2018年度の民間企業で働く従業員の平均年収は441万円でした。(男性545万円、女性293万円)

 

 

 

また、業種別で平均給与を比較すると「宿泊業、飲食サービス業」の251万円と「電気・ガス・熱供給・水道業」の759万円など業種別でとても大きな差があることが分かります。

 

ITエンジニアの平均年収は?

iStock.com/jossdim

 

外国人を積極的に採用しているIT業界の平均収入はどのようになっているのでしょうか?ITエンジニアやプログラマーなどが従事する情報通信業(つまりIT業界)は、業界別で3番目に平均年収が高くなっています。

 

 

IT業界の平均収入は、日本の平均収入よりも180万円以上高い622万円になりました。月収に換算すると約52万円となるため、IT業界は給与水準がとても高いことが分かりますね。

 

出典:平成30年分民間給与実態統計調査結果について(国税庁)

 

IT業界の職種別の平均年収は?

次に、2017年に発表された経済産業省より発表された「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」という統計を見てみます。

 

 

 

 

IT業界の平均年収が高い職種を順から書いていくと以下になります。

 

 

  1. コンサルタント:929万円
  2. プロジェクトマネージャー:892万円
  3. プロデューサー・ディレクター:793万円
  4. 営業・マーケティング:783万円(682万円)
  5. 高度SE・ITエンジニア(基板設計担当・ITアーキテクト):778万円
  6. IT技術スペシャリスト:758万円
  7. IT教育(IT関連講師・インストラクタ等):651万円
  8. IT運用・管理(顧客向け情報システムの運用):609万円
  9. SE・プログラマー(組み込みソフトウェアの開発・実装):604万円
  10. SE・プログラマー(ソフトウェア製品の開発・実装):594万円
  11. IT保守(顧客向け情報システムの保守・サポート):592万円
  12. エンジニア・プログラマー:592万円
  13. SE・プログラマー(ソフトウェア製品の開発・実装):569万円
  14. コンテンツクリエイター・デザイナー:411万円
  15. 顧客サポート・ヘルプデスク:390万円

 

 

IT業界の給与水準が高いのは能力を評価しているから?

日本では日本的経営と呼ばれる慣習で新卒採用や終身雇用を行ってきました。しかし、IT業界における深刻な人材不足・売り手市場といった状況の中、近年優秀なエンジニアが給与などの待遇の良い企業へ転職をする流れがあります。

 

 

そのためIT業界では、企業側も年齢や勤続年数といった年功序列ではなく、能力や成果を考慮して給与や年収を決める傾向にあり、エンジニアやプログラマーなどは若いうちから高い年収を得られる可能性が高いようです。

 

 

出典:IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果(経済産業省)

 

転職で年収アップ?転職以外で年収を上げる方法は

iStock.com/wenmei Zhou

 

年功序列で給与を決める日本の会社は今でも少なくありません。その場合20代や30代など若い間はどんなに優秀でも能力や成果に見合った年収を受け取れない可能性があります。仕事で結果をだしてもなかなか年収が上がらないとなると、転職をして年収あげたいと思う方は少なくありません。では日本では転職で年収はあがるのでしょうか?

 

転職=年収アップではない

日本の場合は転職=年収アップが必ずしも直結しない可能性があるという事実を知っておいた方がよいでしょう。

 

 

転職活動中の給与交渉も前職の給与を元に行われることが多く、実際に自分の希望する年収で転職できるというケースは少ないようです。年収が上がったとしても希望より少なくなる場合もあります。

 

転職後に年収アップするには?

日本で年収を上げる方法として考えられるのは、年功序列ではなく成果主義を採用している企業に入社する方法です。転職するタイミングでは年収が上がらなかったとしても、社内で評価されることで在職中に給料やポジションが上がる人も多くいます。

 

 

社員を能力で評価するための昇給・昇進制度があれば、年齢が20代と若くても自分の実力に見合ったお給料を受け取るチャンスがあります。転職時のオファー年収にこだわりすぎず、社内の評価制度を見極めるようにしましょう。

 

 

 

特にIT業界では、年齢や社歴ではなく、成果や能力に応じて給与の決定がされる傾向にあるため、若いうちから年収アップを目指すのであればIT業界はおすすめです。

 

IT業界の転職成功例

tiquitaca– stock.adobe.com

 

日本では転職で年収が上がるのは一般的ではないと説明しましたが、もしご自身の収入が適切でない、スキルに見合ってないと感じているならば、一度転職活動を行ってみるのもよいでしょう。

 

 

IT業界の労働市場はエンジニアの深刻な人材不足に悩まされており、スキルや経験を持った優秀なエンジニアは転職で収入UPが見込まれるケースもあります。

 

 

実際にIT業界で転職をして年収が上がったエンジニアもいらっしゃいます。

①転職で15%年収アップしたケース

フロントエンド開発を行っていたエンジニアの方で「もっとJavaを使って仕事にチャレンジしたい!」と話してくださった方。日本語はJLPTでN3レベルですが奥様が日本人ということもあり、実際は日本語のコミュニケーションが上手。チャレンジできる環境ということでJavaを使って活躍できる企業をご紹介したところ、年収も15%アップでオファーをもらい転職を決意しました。

 

②転職で30%年収UPしたケース

Webサイトのフロントエンド開発を行っていた外国籍のエンジニアの方で「今の職場では専門性が積めない・・・」とお悩みでした。キャリアアドバイザーが話を聞くと、スキルに対してもらっている給料が非常に少ないことがわかりました。本人は転職でそこまで年収が上がると思っていなかったのか、希望年収は低めでしたが、スキルに見合った評価ができる企業にご紹介をしたところ、年収が大幅にアップ(30%UP)しご本人も満足のいく転職をすることができました。

 

今の年収に満足できないなら転職も検討してみよう

baranq– stock.adobe.com

 

上で紹介したケースのように、自分のスキルをきちんと評価してくれる会社に転職することで年収アップはもちろん、より幅広い業務に挑戦できたり、新たなポジションについたりとご自身の成長にもつながります。

 

 

転職して年収をあげたい、そんな時は今の年収で判断せず市場全体の相場を検討することが大切です。転職エージェントに相談すると、ご自身のスキルや職歴から適正な年収をアドバイスしてもらえます。TOMATES AGENTは外国人向けの転職サポートを行っております。

 

 

IT業界に強い外国人向け転職サポートエージェントとして今までに多くの外国人の転職をサポートの実績があります。キャリアアドバイザーが求職者の視点に立ち、Skypeでの相談や求人の紹介など転職活動の全面的なサポートや支援活動を行っています。

 

 

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